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令和 2年厚生委員会( 3月 9日 厚生分科会・予算)
令和 2年産業文教委員会( 3月 9日 産業文教分科会・予算)

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  1. 山形市議会 2020-03-09
    令和 2年産業文教委員会( 3月 9日 産業文教分科会・予算)


    取得元: 山形市議会公式サイト
    最終取得日: 2021-06-17
    令和 2年産業文教委員会( 3月 9日 産業文教分科会予算産業文教委員会 産業文教分科会予算)   日  時    3月9日(月) 10時00分〜11時36分 場  所    第4委員会室 出席委員    仁藤 俊、荒井拓也井上和行、阿曽 隆、田中英子、         川口充律、渡辺 元、須貝太郎 欠席委員    なし 当局出席者   商工観光部長農林部長教育長教育部長関係課長等 委員長席    仁藤 俊 審査事項    1 議第1号 令和年度山形一般会計補正予算         2 議第2号 令和年度山形農業集落排水事業会計補正                予算      〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜 1 議第1号 令和年度山形一般会計補正予算  〇歳出 第6款農林水産業費 第1項農業費(第5目のうち農業集落排水事業会計への繰出金を除く)  〇繰越明許費地籍調査事業)  〇債務負担行為民有林林道整備事業)   関係課長から説明を受けた後、質疑に入った。その主なものは次のとおり。
    委員   地籍調査事業について、令和年度予定していた3地区調査を前倒しで行うとのことだが、進捗状況はどうなるのか。 ○農村整備課地籍調査室長   令和年度末の進捗率は12.1%であり、令和年度末の進捗率は12.5%となる予定である。 ○委員   全て終了するまでどのくらいかかるのか。 ○農村整備課地籍調査室長   現在の体制であれば、約70年後を見込んでいる。 ○委員   境界が決まらず、未解決となっている事例も発生しているのか。 ○農村整備課地籍調査室長   境界が決まらない場合、筆界未定という処理を行っており、年間20筆程度発生している。 ○委員   民民の問題があった場合、その後の状況を把握しているのか。 ○農村整備課地籍調査室長   追跡調査はしていないが、立ち合い時に、境界を確定するための制度や窓口を紹介している。  大要以上の後、議第1号の付託部分のうち第6款第1項(第5目のうち農業集落排水事業会計への繰出金を除く)、繰越明許費地籍調査事業)、及び債務負担行為民有林林道整備事業)については、全員異議なく可決すべきものと決定した。 1 議第1号 令和年度山形一般会計補正予算  〇歳出 第6款農林水産業費 第1項農業費(第5目のうち農業集落排水事業会計への繰出金) 2 議第2号 令和年度山形農業集落排水事業会計補正予算  農村整備課長からの説明を了承し、議第1号の付託部分のうち第6款第1項(第5目のうち農業集落排水事業への繰出金)及び議第2号については、全員異議なく可決すべきものと決定した。 1 議第1号 令和年度山形一般会計補正予算  〇歳出 第11款災害復旧費 第1項農林水産施設災害復旧費(第1目・第2目)  〇繰越明許費農地農業用施設災害復旧事業林道災害復旧事業林道舟ヶ沢第一線ほか5路線))   関係課長から説明を受けた後、質疑に入った。その主なものは次のとおり。 ○委員   農地農業用施設災害復旧事業について、補助対象となる箇所は何カ所あり、どの地区対象となっているのか。 ○農村整備課長   19カ所を見込んでおり、地区は蔵王堀田、蔵王飯田、蔵王上野、切畑、下東山などで対象となっている。 ○委員   農地の中にのり面が崩落した箇所はあるのか。 ○農村整備課長   水田と畑地ののり面の崩落があった。 ○委員   気象の変動によって、今後ますますこのような現象も多くなってくると思う。手入れされていない民有林対策を事前に実施しておかなければ、山崩れや崖崩れが発生すると思われるがどうか。 ○森林整備課長   森林組合民有林を集約し間伐を行っており、市では、国と県の補助にかさ上げして支援しているが、年間数十ヘクタールずつしか集約化が進んでいない状況である。今年度から森林経営管理法が施行され、手入れが行き届かない民有林は、所有者の意向を聞きながら、市町村が手入れできるようになり、その財源として今年度は約1,600万円の森林環境譲与税の交付を受けている。また、昨年の台風第19号の甚大な大雨被害を受け、令和年度は約3,400万円の森林環境譲与税が交付される予定であり、その財源活用しながら市が民有林整備を進め、災害防止に努めていきたい。 ○委員   民有林災害があった場合、個人で負担するのは難しいと思われる。森林環境譲与税等を有効に活用して、計画的に整備を進めてほしい。 ○委員   農地に関しても同じことが言えると思う。中山間地域耕作放棄地も多く、大雨地震等農道水路が塞がれてしまった場合、誰が復旧するのか。人口減少が進み、耕作放棄地も広がっていく中、農道水路についてはどのように考えていくのか。 ○農村整備課長   中山間地域での被害防止するため、地元の農家で団体を作り、協定を結んだ場合に補助金を交付する制度もあるが、高齢化により管理ができていない状況である。耕作者農地管理者管理すべきものではあるが、そのような状況も踏まえて考えていきたい。 ○委員   国から耕作放棄地に関しての方向性は出ていないのか。 ○農村整備課長   農地等の崩壊により農道等使用者影響を及ぼすこともあるため、状況調査していきたい。  大要以上の後、議第1号の付託部分のうち第11款第1項及び繰越明許費農地農業用施設災害復旧事業林道災害復旧事業林道舟ヶ沢第一線ほか5路線))については、全員異議なく可決すべきものと決定した。 1 議第1号 令和年度山形一般会計補正予算  〇歳出 第7款商工費 第1項商工費(第1目)  〇繰越明許費ふるさと納税推進事業)   山形ブランド推進課長から説明を受けた後、質疑に入った。その主なものは次のとおり。 ○委員   ふるさと納税推進事業費について、フルーツ先行予約がふえているとのことだが、申し込みに対し返礼品不足する場合、他市町村産の果物返礼品とすることも考えられるのか。 ○山形ブランド推進課長   連携中枢都市圏において返礼品共有化なども考えているが、寄附の受付は、返礼品取扱事業者が提示する商品ごとの提供可能な数量に基づいて行っているため、現在のところ他市町村と連携しなくても返礼品を送付することができる状況となっている。 ○委員   市のイメージをよくし、リピーターをふやすためにも、返礼品品質をしっかり保つことが重要と考えるが、どのように品質をチェックしているのか。 ○山形ブランド推進課長   農産物の品質については、募集要項の中で、市場に出荷するレベルという最低限の基準を設けているほか、職員が現場に行き、実際に送っている品物の確認をしている。また、コールセンターに苦情があった場合、大きなトラブルに対しては職員対応し、送り直しをするなど、山形市のブランドが傷つかないよう、気配りをしている。 ○委員   蔵王温泉宿泊プランなどの体験型返礼品を拡充したとのことだが、どのくらいの寄附が寄せられているのか。 ○山形ブランド推進課長   昨年の秋から、蔵王温泉黒沢温泉の宿泊可能なホテルや旅館の数をふやしたところ、相当数寄附がふえており、令和2年1月末時点で、宿泊プラン蔵王温泉スキー場リフト券などへの寄附を合わせると、寄附額は3,000万円ほどとなっている。 ○委員   今後も山形市のファンを多くつくり、県内で一番多く寄附を集めている寒河江市に負けないように、奮闘してほしいがどうか。 ○山形ブランド推進課長   現在、果物取り扱い量が一番多くなっているが、今後は米や牛肉などもさらにふえるよう、さまざまな方法でPRを行い、寄附がふえるよう努力していきたい。  大要以上の後、議第1号の付託部分のうち第7款第1項(第1目)及び繰越明許費ふるさと納税推進事業)については、全員異議なく可決すべきものと決定した。 1 議第1号 令和年度山形一般会計補正予算  〇歳出 第10款教育費 第2項小学校費(第2目・第3目)             第3項中学校費(第2目・第3目)  〇繰越明許費タブレット導入事業トイレ改修事業屋内運動場窓ガラス飛散防止対策事業)   教育委員会管理課長から説明を受けた後、質疑に入った。その主なものは次のとおり。 ○委員   タブレット導入事業について、本当に小・中学生に1人1台タブレット端末整備が必要なのか。授業を行う教員に対し、今後どのような対応を行うのか。 ○教育長   1人1台端末使用することで、より幅が広く、深い学習ができ、児童生徒一人一人の理解力学習到達度に合わせた課題を設定することが可能となる。教員に対しては、モデル事業を通じて蓄積した授業実践事例活用を促すとともに、引き続き、経験や活用能力に応じた研修を実施するほか、ICT支援員を増員し、支援体制を充実させていく。 ○委員   教員多忙化が解決していない中で、さらなる負担増になるのではないか。 ○教育長   モデル校を中心として、タブレットを使った授業研究プログラミング教育実践ノウハウの蓄積を行ってきたが、教員がさらにスキルアップを図らなければならない部分もあり、専門的なノウハウを持ったICT支援員からの授業支援授業実践事例の提供やプログラミング教育実践を支援してもらうことで、教員負担感を減らしたいと考えている。また、新しい教科書には二次元コードが掲載され、動画学習内容を詳しく説明した資料などを見ることができることから、教材準備研究の一助となり、効率的に授業を進められるなど、多忙化の解消に資する面もあると考える。 ○委員   タブレット導入により、現在の教員多忙化教員不足が解消され、いじめや不登校対策に何か新しい回答を与えるとは思えず、仕事がふえるとしか思えない。今後、どうなるかはわからないが、現時点では理解できない。もう少し話を聞いてから判断するが、採決に当たっては退席するかもしれない。 ○委員   いつごろからタブレット端末活用した授業が行われる予定なのか。 ○教育委員会管理課長   全国的な需要の高まりや新型コロナウイルスによる中国からの部品調達影響が出ていることから、当初想定していた令和2年8月の使用開始は困難な状況となっている。情報収集しながら早急に対応していきたい。 ○委員   以前話を聞いた時より情報が変わってきているため、適宜、状況を報告してほしい。また、タブレット端末使用した授業の様子やどのようなメリットがあるのかを知るためにも委員会現地視察をしてはどうか。その際、新たに導入する学校では間に合わない場合は、モデル校を視察することも考えてはどうか。 ○委員長   新型コロナウイルス感染症状況なども考慮し、教育委員会と相談しながら検討していくことになるが、来年度中に実施したいと考えている。 ○委員   トイレ改修事業について、今回整備する小学校5校で終了となるのか。 ○教育委員会管理課長   小学校洋式化は今回で終了する。 ○委員   今後は中学校トイレ整備することになるが、何校の整備が残っているのか。 ○教育委員会管理課長   中学校は12校残っており、計画的に整備していく。 ○委員   補助金関係もあると思うが、整備終了するまで何年くらいかかるのか。 ○教育委員会管理課施設整備室長   中学校トイレの数が多いため、検討中である。 ○委員   タブレット端末使用による児童生徒健康面に配慮した環境整備は行われるのか。 ○教育委員会管理課長   国が作成した「児童生徒の健康に留意してICT活用するためのガイドブック」を活用し、目や身体への影響が生じないよう、正しい姿勢や画面への映り込み防止などに留意しながら、健康面に配慮した端末使用を指導していく。 ○委員   この予算には各学校環境面に配慮した予算は含まれていのか。また、各学校無線LAN整備するとのことだが、電磁波障害影響は考慮しているのか。新聞報道によると、ICT化推進に当たっての政府説明会が開催され、どのような教育をし、どのようにタブレット導入するのか説明されるとのことであったが、先行して導入を進めてよいのか。 ○教育委員会管理課長   ICT導入するに当たっての環境整備については、学校状況を聞きながら配慮していきたい。電磁波については、今回の無線LAN整備動画がストレスなく見られるようアクセスポイントを設置することを考えているが、それらの影響画面を見続けることでの影響などを見極めながら、今後も国でまとめている専門家意見等を参考に対応していきたい。これまでも、GIGAスクール構想についての説明会に参加しているところであり、今後も説明会に参加するなど国の対応を踏まえ、市として対応していきたい。 ○委員   児童生徒使用においては、さまざまな懸念があり、安全面を最優先に考えて進め、改善しながら行わなければならないものであり、的確に情報をつかんでほしい。 ○委員   トイレ改修体育館トイレグラウンド用外トイレ対象となるのか。 ○教育委員会管理課施設整備室長   校舎と体育館内のトイレ対象となり、グラウンド用トイレ対象としていない。 ○委員   グラウンド地域にも開放されており、運動会等でも使用されることから、今回の計画が終了した後にグラウンド用トイレ改修も行ってほしい。屋内運動場高窓ガラス飛散防止事業は、あと何校工事が必要なのか。 ○教育委員会管理課施設整備室長   今回の千歳小学校終了となる。 ○委員   フィルムの張りかえを行うと聞いているが、遮熱には対応しているのか。 ○教育委員会管理課施設整備室長   飛散防止フィルムには、遮熱性・遮光性の機能も有しており、多少、夏場の室温の上昇を防いでいる。 ○委員   体育館地域の方も利用しており、夏場は利用も多くなるため、開閉ができない高窓についての整備も進めてほしい。 ○委員   和式トイレから洋式トイレへの改修により、節水効果が得られ費用削減につながると聞いたことがあるが、これまでの改修により、学校管理に要する経費は削減されているのか。 ○教育委員会管理課長   トイレ改修による節水効果にかかる削減分経費については把握していない。 ○委員   学校環境整備が進んでいることに逆行して、全体的に子供の数が減っており、学校の運営についても効果的・効率的に予算をかけてほしいがどうか。 ○教育長   トイレ洋式化ICT環境整備等も含めて、子供たちのよりよい環境に十分配慮しながらも、効率的な予算執行となるよう努めていきたい。 ○委員   タブレット導入事業は巨額の予算を使って行う事業となる。教員不足が大きな課題と言われている中、予算優先順位としてどうなのか。また、教育的な効果よりも経済的な効果が先に立った政策となっており、初期投資については政府予算化するが、その後の山形市の負担を考えると、このような進め方には疑問があるため、現時点では判断を留保し、採決に当たっては退席したい。  大要以上の後、議第1号の付託部分のうち第10款第2項(第2目・第3目)、第3項(第2目・第3目)及び繰越明許費タブレット導入事業トイレ改修事業屋内運動場高窓ガラス飛散防止対策事業)については、退席者がいる中採決した結果、全員異議なく可決すべきものと決定した。...